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「中学校給食」署名スタート集会

 5月5日に横浜市従会館で「すべての中学校で、みんなができたてを食べられる給食を始めてください」署名スタート集会が開催されました。100名以上が参加し、「署名」スタートにふさわしく、熱気あふれる集会となりました。
 「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」もこの署名を一緒にすすめるために、10名ほどが参加しました。

 集会では京都大学の歴史学者である藤原辰史先生から「給食から社会を設計しなおす」とのテーマで講演をいただきました。
 藤原先生からは、「給食」の歴史や「給食」の社会的役割、そして「給食」で社会を変える(設計しなおす)ことの意味が語られました。

 国立栄養学研究所の佐伯矩(さえき・ただす、栄養学の創始者、栄養学の父と言われている)が1932年に文部省に提出した意見書が紹介されました。佐伯矩は意見書の中で「欠食児童のみに対する給食は児童に対し精神的に好ましからざる影響を与うるが故に、全校児童に給食を行い、その有料給食中に欠食児童を包含せしむるを最上とする」と言っています。「給食」の持つ意義が明確に語られています。

 また、「給食」が1952年〜1954年に起きた水害・冷害時に重要な役割を果たしたことや地産地消の重要性なども語られました。
 そして「給食」から社会を作り直す(地産地消、地域の活性化、災害につよい街づくりなど)ことが訴えられました。

 その後、「署名」への行動提起が提案されました。

 署名の期間と目標
  ●5月5日から10月31日
  ●目標 10万筆
  ●11月から12月の横浜市会第4回定例会で予算案が検討
  ●中期四か年計画案が9月頃に出され、その後パブリックコメント、4回定例会で原案が審議される

 以上の提起の後、参加者が意見交換と行い、中学校給食の実現に向けて「署名」の目標を達成することを確認しました。
 集会後、桜木町駅前で署名、宣伝の行動を行いました。
 参加者は30名ほど、短時間でしたが署名が90筆ほど集まりました。

 今後、鶴見駅前などで「署名」活動を行いますので、ご参加を宜しくお願いします。

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